ドキッとした、メールのインボックスをクリックした瞬間。心臓が止まるかと思った。待ちに待って、諦めてたメール。返信のメール。直に開けられず、心拍が納まるのをしばらく待った。開けずに削除しちゃおう...なんてできやしないことを考えて「時間稼ぎ」したりと。さてと、深呼吸、深呼吸!ダブルクリック。
そこに並ぶ言葉、言葉に込められた魂を読み出すのに必死になり、あまりの必死さで体中が厚くなり、火照ってきた。血管を通る血液の一滴一滴が一生懸命しまい込んでた思いを運び...やつらが騒いでる。やめろ!やめて!お願い、落ち着かせて。
嬉しくなった。今度はやつらが踊りだした。短いメール。ほんの数文しかない、返信のメール。
自分が分からない。自分の気持ちが分からない。やつらは、何事もなかったかのように、命を運んでる。